T~たいむ

のんびりいろんなレビューします

Amazonレビュー

恒例の本屋で立ち読み。群馬県前橋南インター近くにある蔦屋書店。最高。

 

しかし、そんな至福な時をとある本で台無しにされました。

悔しいので有名なレビューサイトに投稿しました。ご存じAmazon

買ってもいないのにレビュー。いいんです。私はちゃんと蔦屋で買いましたから。

レビューするのは誤った情報を世に拡散させないためですので。

 

投稿した内容を以下に貼っておきます。内容は糖質制限に関する本を批判しています。

なので、合わない方はこれより先の内容を読むことはお勧めしません。

本のタイトルは書きますが著者はどうでもいいので書きませんでした。

ご興味ある方は本のタイトルから検索をお願いします。

 

本タイトル

医師が教える食事術 最強の教科書ー20万人を診て分かった医学的に正しい食べ方

 

レビュータイトル

「血糖しか見ない糖尿病専門医の浅はかな知識」

 

エビデンスって書けば信じてもらえるとでも思ってるんですかね。この医者は。
食後すぐの運動がいいとか、どこから持ってきた根拠かそこを説明してください。
序章では「〇〇がいい」「〇〇は悪い」などの表現を否定するような文章を書いておきながらこの医者自身が「オリーブオイルは痩せる」、「砂糖が悪い」、などと率先して表現している。
こういう浅い内容にもかかわらず、過大な見出しで「教科書」などと謳われると医療従事者として非常にむかつきます。
ちなみに、糖質制限派の連中は、言葉の表現がとてもオーバーです。「〇〇パワー」「最強の〇〇」「スーパー〇〇」など子供じみた表現で聞いていて恥ずかしくなります。医者ですよ?何かに変身でもするんですか?

ですが私自身、過度な単純糖質の摂取は反対です。それには別の理由があります。ここはレビューなのであえて触れませんが。
ただし1つ、2つの食材を制限したからといって健康を論じれるほど栄養学は単純ではありません。まして、血糖値のことだけしか見ないのは浅はか極まりない。こういう医者に限って塩分のことをろくに触れない。あまり意識してないからでしょうね。
この本は一般向けに編集しているのでしょう。あまり細かいことや専門的なことは書いていません。ただ、だからこそ極端な表現は避けるべきです。
本屋でペラペラとスキミングしていたら「ウォーキングは坂道が効果的」と唯一、この部分だけは最近の長期血糖に関する研究結果を取り入れていたので、ひょっとしたら良いことが書いてあるかも、と期待して購入しましたが、1500円無駄にしました。
とくに酷いのがオリーブオイルとパンの組み合わせの下り。本当に酷いです。
1992年のデータを用いてオリーブオイルとパンの組み合わせが血糖の上昇を抑えるといっています。データは何ら問題ないのですがこのデータの解釈が酷い。データに用いたオリーブオイルはエキストラバージンオイルだそうで、たしかに鮮度が高い本物のバージンオイルであれば単純にパンを食べるよりも血糖の上昇に変化があるとは思います。問題はこの後に出てくるパスタの話。「パンに限らずすべての糖質にオリーブオイルは有効なので、お店の卓上にオリーブオイルが置いてあればどんどん使いましょう」…って何処の店にエキストラバージンオイルが卓上に置いてあるんだ?!本物だったら1本500mlで3000円くらいするのこの医者知らないんですかね?
この時点でオリーブオイルの質はどうでもよく、オリーブオイルは痩せる食材であり、油と糖質は血糖の上昇をおさえる。という表現をしてしまっているのです。酷いと思いませんか?

本当は☆1もつけたくないですね。

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以上がレビューの内容です。

書き足りないけど悪口がヒートアップしそうなので止めました。

あとバージンオイルの酸素の規格についても触れようと思いましたが論点がずれそうなので止めました。

ちなみに国際規格では酸素が0.8%と定められいますが、日本ではJAS規格であり、2.0%となっています。本で紹介されたデータは外国のデータなのでおそらく酸素0.8%の質の高いエキストラバージンオイルだったのでしょう。

日本でもJASの規格が通れば2.0%でもバージンオイルの表記ができてしまいます。

そもそもそれでも相当高額なオリーブオイルには違いありません。

まして店内で温度が変動しやすいゲストテーブルなどに無造作に置いておけばあっという間に酸化してしまうでしょう。そうなると他の油と同じです。結果、この医者が嫌っている発がん性を含む食材になりうること…まさか知らないはずはないと思います。

オリーブオイルの瓶が遮光になっているのも酸化を防ぐ目的があるとちょっと考えれば分かる常識ですよ。

そんないいかげんな油をパスタにたっぷり使いましょう って…。何いってるんでしょうね。この医者は。表現に責任がなさ過ぎて怖いです。

 

栄養学は研究が遅れているのも事実です。

また、砂糖や果物に含まれる単純糖質(単糖〜二糖類)のとりすぎが健康を害するのも事実です。

糖尿病患者が4人に1人といわれている事実。

患者は減るばかりか増える一方。それも事実。

すべて糖質が原因?

その前にもっと重要な事に気づくべきです。

日本人の生活習慣病が、1世紀も立たないうちに国民病になるほど蔓延したのは、高度で便利な社会になり、人々の生活も一変し、慎ましかった食生活も一気に多様化したのにもかかわらず、教育すべき栄養学が適切に行われてこなかったことが原因だと思います。

高度な機械化によって少ない人数で大量に生産が可能となり、手に入る食材は安く、質も良く美味しくなりました。買い物も遠出することなく数百メートル先のスーパーにも車で向かい、インターネットによって、一歩も外に出ることなく何でも翌日には手に入るようになりました。

一家に一台のテレビ、電子レンジ、冷蔵庫

一人一台の携帯電話。

電磁波は家も外でも雨のように降り注ぎます。

光は昼夜問わず煌々と私たちを照らし、手の平に収まる画面からは情報の濁流。みんなが賛成していればそれは正しい情報です。何時でも何処でも好きなだけ学べるなんてすばらしい!寝てるなんて勿体ない!もっと夜更かしする方法を考えましょう!

 

あなたが見なおすべき事って何ですか?

砂糖を控えることだけですか?

おばあちゃんの味、覚えていますか?

冷凍食品が家庭の味になっていませんか?

あなたが食べている食材はどこで採れたものですか?

冷や汗じゃなく、爽快な汗はかいていますか?

朝に目覚めるのでなく、夜目覚めていませんか?